目的目標を考慮したトレーニングの流れを考えよう Part.2 ペリオダイゼーション編




目的目標を明確に設定しながらトレーニングをしよう、という記事を書きました。

目的目標を考慮したトレーニングの流れを考えよう Part.1 目的目標設定編

2017.09.06

 

目的とはゴール地点であり、目標とは現在地からゴール地点をつなぐ中間地点というお話をする中で、その点を繋いでいく道のりをペリオダイゼーションとお伝えしましたが、今回はペリオダイゼーションの意味と組み立て方について書きたいと思います。

 

ペリオダーゼーション(Periodization)とは?

 

トレーニングの特異性や強度、量を計画的かつ系統的に変化させながら、プログラムデザイン(目的目標に応じて作成されたトレーニングプログラム)の戦略を立てていくことをペリオダイゼーション(periodization)と言います。このペリオダイゼーションは準備期(オフシーズン)・第一移行期(プレシーズン)・試合期(インシーズン)・第二移行期(ポストシーズン)という4つの期で成り立っています。

 

ここで、各シーズンの内容について説明していきます。

 

準備期間(オフシーズン)は、より高強度のトレーニングに耐えられるように、コンディションの基礎レベルを引き上げていきます。この時期には、長所・短所を意識することよりも、有酸素能力を高めるためにLSDなどのエンデュランスからFTPを中心としたトレーニングを組んでいきます。

 

第一移行期(プレシーズン)は、オフシーズンからのトレーニング強度を高めながらトレーニング継続時間を維持、または短縮します。また、自身のフィットネスレベルに合わせて短所または長所にフォーカスしたトレーニングを組んだり、ターゲットとしているレースに合わせてトレーニングの量や頻度を調節します。

 

試合期(インシーズン)は、レース日をトレーニングスケジュールに組み込んで、トレーニングプログラムをデザインしていきます。基本的にシーズンは弱点にフォーカスしたトレーニングや、パワーの維持など、プレシーズンで意識していた目標を元にトレーニングをします。

 

第二移行期(ポストジーズン)は、インシーズンからの回復をはかります。回復にあたって、ある程度の心肺持久力、筋力などの低下を防ぎながら、一定のレベルを保っておくようにすることも大切になります。

 

また、各シーズンを集中して取り組めるように、シーズン(例…プレシーズン→インシーズン)ごとの移行をする場合には、間に1週間ほどの積極的休養を挟むようします。頻度としては3週間のトレーニングに対して1週間の積極的休養を取り入れ、トレーニング時間と強度を落とします。

 

以上の要点をまとめて、サイクリストやトライアスリートに合わせてペリオダイゼーションを考えると、以下のようになります。

 

 

来期の目的目標に向けてのペリオダーゼーションは、このように組み立てていくと、常に自身を見つめながら進めていけるはずです。すでに来年に向けてのトレーニングを考えている人は、以上の流れを参考にしながらプログラムデザインを考えてみてくださいね。

 

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ピリオダイゼーション?ペリオダーゼーション?

 

さて「periodization」と書いて何て読むでしょうか?

 

日本語で書かれているトレーニング関係の書物には「ピ」リオダイゼーションと書いてありますし、私もピリオダイゼーションと読んだりしていました。ただ、海外のトレーニングサイトの動画から聞こえてくるperiodizationは「ペ」リオダイゼーションと読んでいたので、そう聞き取れるようになってからペリオダイゼーションと呼ぶようにしています。

 

ちょっと似たような話ですが、男子エリートロードレース世界選手権の覇者「Peter=Sagan」がロードレース界に現れた時、解説者や雑誌にてPeterを「ピ」ーターと読んでいましたが、しばらくすると「ペ」ーターに変わっていましたし、最近では彼の母国のスロバキア語で「ペテル」と完全に違う読み方になっていました。

 

どっちで呼ばれるのが一般化されるかはわかりませんが、periodizationはしばらくピリオダイゼーションと呼ばれるような気がします。それでも僕はペリオダイゼーションと読みたいと思います。

 




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