誰かが教えてくれるトレーニングは自分に必要なトレーニングとは違うことの方が多い。

クライアント様ではない方にトレーニングについて聞かれた場合「これをしたほうがいいですよ」というような発言はしないようにしています。理由としては、聞いてくださった方の目的目標や現在のフィットネスレベルなどがわからない状態にも関わらず、このメニューを実施すると伸びるというような発言は自身で無責任だと考えているからです。

 

じゃあ、このブログで発信している情報はなんなんだ?と思われるかもしれませんが、こちらのブログは各記事ごとのテーマが決まっていて、何かでつまづいた時の見直しとして参考にしていいただけるようなものを書いています。そのため、各テーマの記事に則って何かしら実施すると、ある程度の改善が見込めるようなスタンダードな方法を回答をしているつもりです。

 

と、一瞬話は飛んでしまいましたが、自身がトレーニングについて相談される場合は、まずは目的目標と現在のフィットネスレベル(身体組成やパワープロフィールなど)を把握してからこうするといいですよ、と回答しています。※もちろん有料です

 

しかし、現代はインターネットの普及率が人口の83%まで普及していることもあり、どこからでも簡単に無料でトレーニング情報を調べることができます。そのためなのか「誰かのブログやTwitterにてこんなトレーニングが書いてあったんですがどうですか?」と聞かれることがありますが「わかりません」と答えます。話の流れで言えば、上記の理由があるためそのように答えることが多いのですが、それだけではありません。

 

そのトレーニングがあなたの個別性をとらえていない可能性があるからです。

 

 

個別性の原則とは

自身のフィットネスレベルを向上させるためにはトレーニングの原理原則に従う必要があります。

知っておくべき!トレーニング効果を最大限に引き出す、たった2つのルール。

2017.05.26

 

こちらの記事には書いてありませんが、トレーニングの原理原則にはいくつかの項目があり、その中の一つに個別性の原則というものがあります。個別性の原則とは、自身の性別や身体組成、フィットネスレベルなどに合わせてトレーニングをすることでフィットネスレベルが向上するというルールです。

 

ネット上で出回っているトレーニングが、自身の個別性を考慮したフィットネスレベルを伸ばすためのトレーニングかどうかで言えば、それを書いた人の個別性には当てはまるかもしれませんが、それを読んで取り組もうとしているあなた自身の個別性には当てはまらないかもしれません。また、そのトレーニングをネットに載せている人も、もしかしたら誰かから教えてもらったトレーニングかもしれませんし、何を基準にそのトレーニングを考案したのかもわからない場合があります。

 

たとえば、15秒ー15秒のインターバルトレーニングは、シクロクロスをしている人には有名なトレーニングの一つです。これでフィットネスレベルが向上するかと言わたら、もしかしたら上がる可能性はあるとしか言えません。

 

このトレーニングで得られるのはフィットネスレベルの向上よりも、シクロクロスを想定したレースへの適応という効果が一番大きいでしょう。その適応は、フィットネスレベルの向上とは違うこともあるため、個別性をとらえたトレーニングというよりは特異性をとらえたトレーニング、といった方が合っているのではと思います。

 

確実にフィットネスレベルを向上させるためには、自身の現在の能力に合わせて科学的根拠のあるトレーニングを継続して行うことをオススメします。そうしたトレーニングは地味なので避けられがちですけれど、個人的には最も集中して取り組んでもらいたいと考えてます。

自転車(ロードバイク)でパワートレーニングを行う方法 Part.4 メニューの作成(前編)

2017.05.26
➡︎生理学的反応を考えたメニューの作成方法

自転車(ロードバイク)でパワートレーニングを行う方法 Part.5 メニューの作成(後編)

2017.05.26
➡︎レースベースでのメニューの作成方法

 

オフシーズンが始まると、自転車だけではなくストレングストレーニングなどでも、さまざまな有名な選手がこんなトレーニングをしている、あんなトレーニングをしている、というのを目にする時期が来ると思います。それを見ると「あの選手がやっているから自分も…!」とついつい目を奪われがちになり、そちらに走りがちになるとは思いますが今の自分には何が必要かを冷静に見ながらトレーニングを継続していきましょう。

 

タダより怖い物はない

上記の理由もあり、インターネットで手に入れた情報を元にトレーニングを実施するというのは怖いと思います。もちろん、中には非常に有効な情報もあるとは思いますが、それはほんの一握りだけなんだということを覚えておきましょう。大抵は、どんな理論で組み立てられたトレーニングかが謎であり、なおかつ自分に合っているかわからないものばかりだと思うので、その情報に振り回されて時間を無駄に過ごすことも多くなると思います。

 

無料で得た情報により、自身には必要ないトレーニングまたは効果のないトレーニングをし続けたことによって、時間を失うことは、何よりも怖いです。特に、選手寿命が限られているアスリートの場合は。時間は、どれだけお金を払っても返ってきません。だからこそ、何かしら変えたいものがある場合は、信用信頼できる指導者の方にお金を払ってでも指導を受けるべきだと思っています。それか、自己責任で時間をかけて自力で学ぶか。

 

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タダより怖いものはない。インターネットでトレーニング情報を探している方は、その情報に気をつけてくださいね。

トレーニングに興味のある方へ

  「自分の場合はどうしたらいいの?」 「自分のトレーニングは合っているのか?」 など、トレーニングに関することで興味を持っていただけたり、お悩みがあれば、当方が運営するスタジオやオンラインにて個別指導をさせていただきます。 興味がある方は、こちらからお問い合わせください。