【本当はどうなの?】ロードバイクのフィッティングって受ける意味あるの?

ロードバイクを楽しく乗るうえで大切なものとはなんでしょうか?それらは、自身がロードバイクに求めるもので変わってくると思いますが、そのなかのひとつとしてあげられるものは「ポジション」ではないでしょうか。どんなにお気に入りのロードバイクに乗っても、ポジションが合わずに「腰が痛い」とか「膝が痛い」と痛みを訴え、悲しいことにロードバイクを辞めてしまう方もいるそうです。

 

 

本来、楽に遠くへ走ることを楽しみにしているサイクリストにとって、痛みや苦しみというのは(当たり前ですが)ない方が好ましいです。そのため、自身のカラダとバイクのポジションが合う合わないが重要になってくるでしょう。

 

 

それらを解決する一つの手段として「フィッティング」があります。

 

 

お客様のためにフィッティングを導入している自転車店様も多いと思いますし、自転車店とは全く関係ない中で、個人の活動として「フィッター(フィッティングを専門とする方)」の活躍も伺ったりします。個人のフィッターを除き、各自転車店様が導入しているもので言えば「シマノのREAL」「スペシャライズドのボディージオメトリーフィット(通称:BGフィット)」「トレックのプレジションフィット」あたりが有名で、同じ自転車店様であってもY’s Roadさんのように独自の理論を導入したバイオレーサーなどが有名なところだと思います。

 

 

数年前(2013〜2015年くらいから?)に自転車関係の雑誌においていくつものフィッティング特集が取り上げられるほど、全国的にフィッティングブーム(?)が来たようなことを記憶しています。そんな時期に、私自身、個人的にも依頼を受けてフィッティングをさせていただいたこともあります。※ちなみに、私が請け負ったフィッティングとしてはパフォーマンス向上よりも「カラダになるべく痛みが出ないように乗りたいです」ということが多かったです。

 

 

その頃に比べて、全国的なフィッティング事情は落ち着いると思いますが、まだまだ自身のポジションに悩んでいる人が多いと思うので、ひとつの参考になるように、今更ながらどんなフィッティングがあるのかを、簡単にお伝えしたいと思います。

 

 

どんなフィッティングがあるの?

先ほど、自転車店が取り扱うさまざまなフィッティングについてご案内いたしました。各種メーカーのフィッティングにはそれぞれ特徴がありますが、簡単に説明すると「自身の身体的特徴を数値化する中で、数多ものサイクリストのデータと比較し、簡易的に理想的なポジションへと導き出すフィッティング」をおこないます。

 

 

例えば、BGフィットなどは「バイクから降りている状態の各関節可動域がこうだから、バイク上ではこのような関節角度になるようにポジションをセットするとOK」という内容になっています。また、最近ではRetulと組み合わせておこなうこともあり、モーションキャプチャーを導入し、動作中における各関節の数値がメーカーが定める理想的な数値に近づくようにポジションを変えていく、などというように「定量評価」でフィッティングをしたりもします。

 

 

「そんな機械頼みでいいのか?」と思われるかもしれませんが、これが上手いこと出来ておりまして、大体のポジションはそれらで導き出すことができます。また、これによりサドル探しの旅(自分に合うサドルをひたすら求め続ける日々)に終止符を打つことができる確率が高くなるような感じがします。※個人的に聞いた限りですが。

 

 

また、個人で活動されているフィッター(フィッティング専門家)の方もいたりします。そうした方は、基本的に自転車店で導入している各種メーカーのフィッティングマシンを使用することなく「自身の持つ人体に関する様々な知識をフル活用し、関節の動きやカラダの動かし方が理にかなっているかどうかを視覚的に捉えながらのフィッティング」をおこないます。

 

 

例えば、スクワット動作を代償動作のない状態(腰が丸まったり、膝が内側に入ったりなど)で動けるかどうかを判断し、どこの関節が硬いから、その関節から来る他の関節へのネガティブな動作が入らないようにポジションを出していく、あるいはストレッチや筋膜リリース、少々のエクササイズを取り入れた状態で動きを出しながらポジションを合わせる「定性評価」でフィッティングを行う方が多いでしょう。

 

 

「そんな感覚頼みでいいのか?」と思われるかもしれませんが、個人的にはより自身に合ったフィッティングを実施したい場合はこちらをオススメします。特にカラダの痛みを訴える方にはこちらを強くオススメします。だたし、自転車店のフィッター以上の技量を持ち、超絶専門的な知識のある方にお願いしない限り、その効果は期待できないと思うので、フィッティングを依頼する前に、その方の技量や評判を聞いた上で受講することをお勧めします。

 

 

で、フィッティングは受けるといいの?

フィッティングは一度、受講することをオススメします。特にカラダの痛みを訴える人ならば、一度受講してみましょう。

 

 

また、特にカラダに痛みや違和感がない場合でも、現在の自身の身体的特徴を考慮したベースとなるポジションを一つ知っておくためにもフィッティングを受講することをオススメします。ヒルクライムやエンデューロやらでポジションを色々といじったり、好みが変わりパーツを変えるなかで、ポジションがぐちゃぐちゃになる人もいるため、自身の身体的特徴に合った現在のポジションを知っておくといいでしょう。(※もちろん、数値上は同じまたは似たような数値でポジションを出しても様々な因子で感覚が変わることはあります)。そのようにフィッティングを受講する場合は、自転車店が実施するフィッティングが有効ではないかと考えています。

 

 

今回の記事には一切書いておりませんが、TTやトライアスロンなどの空力を考慮し、速度を求めるためのフィッティングなどもあったりするので、ロードバイクを楽しむサイクリストだけでなく、トライアスリートやTTスペシャリストにもフィッティングは非常にいいと考えます。※どこかで書ける場合は、別記事で書きます。

 

 

それに合わせてここからは個人的な意見です。

 

 

冒頭に述べたポジションも大切ですが、その上で私自身が自転車に乗る上で同じように大切なのは「カラダの使い方」だと思っています。現在の自身のカラダにあったポジションを出しながら、ペダリングの入力方法(力の大きさや踏み込む方向や引き上げ方)や骨盤の角度(サドル上での骨盤の角度と骨盤の動かし方)、肩甲骨と肩関節の固定方法(内外展など)など、カラダの使い方を覚えることで、カラダの痛みの改善だけでなく、パフォーマンスの向上(楽に速く、長く乗れる)につながると考えています。

 

 

ポジションをある程度出ても、何も変化しないぞ?という方もいたりするのですが、その場合は「カラダの使い方」または「現在の柔軟性と筋力」に問題があることが多いのでしょう。このあたりは、自転車店でおこなうことができるフィッティングでは学ぶことができないことが多いかもしれません。※身体的知識が豊富で運動指導スキルの高い方がフィッターの場合は教えていただけるかもしれません。

 

 

ちなみに私個人もフィッティングはやっておりますが、私個人は「定性評価」でフィッティングを行います。また、私がフィッティングをする場合は個別に指導を受講頂いた方または集団指導を受講頂いた方のみとさせていただいてます。理由としては、カラダの使い方を知ったうえで、現在の自身の筋力と柔軟性に合わせてポジションを出した方がより効果的であり、せっかくなら最も効果が出るものを提示したいから、です。

 

 

自身に適したカラダの使い方や柔軟性および筋力の向上を目指して、カラダの痛みの改善やパフォーマンス向上を求めるフィッティングを希望の場合は、一度体験トレーニングでもいいので受講をお待ちしてます(体験トレーニングの受講案内はこちら)。

 

 

と、自身のフィッティングの宣伝をしておきます(笑)。私でなくとも、一度お近くのフィッティングを受講してみてはいかがでしょうか?

 

 

また、リフィッティング(フィッティングの再受講)などについても、色々と言われていたりしますが、僕は受講することをオススメしています。その際は、「パーツを交換した場合」または「筋力と柔軟性に変化のあった場合」が該当します。それについては、また今度説明してみたいと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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