【質問箱】自転車とストレンスグトレーニングのTSSをどう管理するのか?




今年の5月末から質問箱を使い始めたところ、様々な質問をいただくようになりました(何か質問等がある方はこちらの質問箱にアクセスしてください)。たまに面白い質問が投稿されたりするので色々と答えてあげたいところですが、文字数の関係上、回答がスッキリしないこともあるのでこちらのブログのネタにしようかと思います。

 

今回は過去にいただいたこんな質問について触れたいと思います。

 

トレーニングスケジュールの中にストレングストレーニング(筋トレ)を組み込んだ時、ストレングスの疲労をTSSとしてトレーニングの管理をすることができるか?というご質問です(これとは違いますが、過去にこんな記事を書いたことがあります)。

自転車(ロードバイク)のために行う1週間のトレーニングの流れを考えよう Part.2 筋トレ導入編

2017.09.01

 

早速ですが、結論として「TSSとして換算しない」というのが私の回答です。

 

理由としては、エンデュランスとストレングスで使用されるそれぞれのエネルギー物質および筋収縮の違いから発生する筋の損傷などの違いから、疲労の種類が異なるため同一で計算することができません(TSSはFTPを中心に算出されたグリコーゲンの消費量を表していたりするため、指標が違う)。そのため、ストレングスをTSSとして換算はしません。

 

ただ、そうは言うもののストレングストレーニングを実施することにより発生する筋疲労というのは確実に存在するはずです。だからこそ、TSSでは換算しませんがトレーニングをしたという事実は残しておきます。そこで重要になってくるのが「筋肉痛の具合」となります。

 

どういうことかというと、月曜日に下半身を中心としたストレングストレーニングによって発生した筋肉痛が何曜日に抜けるのか?という自身の感覚です。種目や挙上重量、回数によってダメージが変わってくると思いますが、なんにしても筋肉痛が発生している場合には(主観的ですが)L4以上の強度でインターバルを実施するのが大変に感じることでしょう。その場合、バイクの高強度のトレーニングが実施できないため、筋肉痛が収まるのを待つ必要があります。

 

仮に、水曜日〜木曜日に筋肉痛がなくなる場合は、金曜日〜日曜日にかけてL4以上のインターバルを導入する、という流れです。その場合は週の前半にL4以上のインターバルを実施できない傾向にありますが、自身がその時期に何を目的目標としているかによって、それでも問題ない場合もあります。

 

ちなみに、発生した筋肉痛を早めに回復させる場合、サプリメントに頼るのも手ではあります。早めに回復することで取り組むことができる幅が広くなるので、回復系を1つ取ることをお勧めします。

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さて、ここで忘れがちになるのが「何のためにストレングストレーニングを取り入れるのか?」です。稀に「ウエイトすること」が目的になっている方がいますが、自転車を乗るために必要なパフォーマンスの向上に必要となる手段であることを忘れたてはいけません。自分自身の目的目標を常に確認しながら、ストレングスを中心に考えるか、エンデュランスを中心に考えるか、見極めてトレーニングを実施していきましょう。

 

 

ちなみに、「TSSとして換算しない」と言いましたが、実はTSSのように管理できる計算方法は無きにしも非ずです。エンデュランスとストレングストレーニングを細かくTSB管理しながらトレーニングを実施したい場合は、バニスター博士の刺激-反応モデルの論文を読んでみるといいヒントになると思います。(※過去に日本トレーニング指導者協会(JATI)のどなたかが論文を書いてWEB上で閲覧できるようになっていたのですが、見れなくなってしまいました。)




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